弁護士へ依頼するメリットは?

弁護士に債権回収を依頼すると費用が掛かりますが、「必要経費」と見るべきでしょう。何故なら弁護士に債権回収を依頼すると、さまざまなメリットがあるのです。まず、弁護士の登場によりスピーディーに債権回収が実現します。弁護士はその豊富な知識・ノウハウを駆使し、迅速で的確に債権者にアドバイスしてくれます。また、弁護士という第三者が登場する事で債務者に債権者の本気度が伝わります。債務者にとても大きなプレッシャーを与える事ができるのです。

その上でも、弁護士は円満な解決に努めてくれます。債権回収時にトラブルが発生すると、弁護士の評判も落ちてしまうからです。さらに、債権者が精神的に楽になります。回収処理の一切を弁護士が引き受けてくれますから、債権者は本業に集中する事ができます。

加えて、弁護士に依頼する事で状況に合わせた方法を選ぶ事ができます。弁護士は状況の変化に対して迅速かつ的確に対応できますから、事態の悪化を防げる可能性が高いのです。そして、法的手続きにも対応可能です。弁護士は民事裁判に発展したとしても、代理人として法廷に立つ事ができるのです。このため、確実に債権回収を行いたい場合は、素人だけで行うのではなく、法律のプロである弁護士へ依頼をした方がいいでしょう。

債権回収も弁護士の仕事の一つ

そもそも弁護士とは、人々をその豊富な知識・ノウハウで「助ける」事を業務としています。債権回収においては債権者が困っていますから、債権回収も弁護士の仕事の一つなのです。債権回収を弁護士が代行する場合、費用として「相談料」、「着手金」、「成功報酬」が発生します。弁護士もボランティアで相談に乗ってくれるわけではないのです。その費用についてしっかりと理解しておきましょう。

まず「相談料」ですが、これは弁護士に相談するたびに発生する料金です。弁護士はその豊富な知識・ノウハウを駆使して債権者に様々な選択肢を提示してくれますから、債権者はそれに対する対価として、相談料を支払うのです。相場は1万円/時間が一般的ですが、この額は弁護士事務所によって異なります。

次に「着手金」についてです。実際に弁護士が債権回収を引き受けた場合、その作業には様々な経費が掛かります。弁護士はその経費分と見込み利益を足した金額を債権者に請求します。それが着手金です。一般的な相場は10万~30万円と言われています。

そして「成功報酬」とは、債権額の一定割合を弁護士に支払う報酬の事を指します。弁護士によっては、回収に失敗した場合には成功報酬を受け取らない事もあります。一般的な相場は債権額の10~20%です。

 

債権回収の概要

「債権回収」という言葉について改めて理解しておきましょう。そもそも「債権」とは、「債権者が債務者に対して、一定の債務者が当然行うべき行為を求める事ができる権利」を言います。「当然行うべき行為」とは一般的に、「未払い代金の支払い」を指します。つまり債権回収とは、多くの場合に「債権者が債務者に対して、債務者が未払いである代金の支払いを求める事」を言うのです。

債権者が「こちらには債権があるんだぞ!」と主張するだけで債務者が支払いに応じてくれれば、世の債権者達は苦労しません。しかし多くの場合に、債務者は「支払えません」を繰り返し、なかなか債権回収が終わらないのです。債権回収が長期間終わらないと、債権者は様々なリスクを負う事になります。債権回収が終わらない、という評判が出回れば、「あの会社は代金未払いでも大丈夫だ」と思われて他の債権が回収できないなどの悪循環に陥るのです。債権回収は速やかに完了しなければなりません。

債権回収を速やかに完了させるためには、やはり弁護士に依頼する事が重要です。弁護士は法的処理・問題解決の専門家ですから、迅速に的確な判断を下し、債権者を助けてくれるのです。債権回収を弁護士に依頼する場合、費用として債権額の一定割合を弁護士に支払う事になります。債権者としてそこに懸念を示すかも知れませんが、速やかな債権回収のための「必要経費」として、割り切りましょう。とにかく速やかに債権回収を終わらせるのです。